2021年の目標 - 4月まとめ

3月の終わりからなんだか精神的な疲れを強く感じていたので、4月の半ばに4日有給休暇を取って、前後の週末と会社休日の金曜日を合わせて9連休を生成した。最初の数日はひたすら寝てはカフェで本を読んだりTwitterしたりとあんまり体力と精神力を使わない活動をしていたが、3~4日目あたりから調子が戻ってきて、アーシャを進めたり、パンを焼いたり、Windowsプログラミングの勉強をしたりしていた。

あと、ついにコロナウイルスのワクチンの接種を受けた。ModernaのmRNAワクチンで、接種直後はちょっと腕が痛むなという程度だったけど、翌日と翌々日にかけてうずくような痛みが強くなってきて、日常の活動ができないほどではないものの、夜は痛みで寝付けなかったりした。2回目の接種は今週の水曜に予定されているが、同僚の話を聞く限りだと2回目の副反応は結構強いことが多いらしく、ちょっと不安がある。まあ打たないという選択肢はないんだけど。



目標振り返り。

osak.hatenablog.jp

 

ゲーム。いろいろやった。まずはアーシャのアトリエをクリアした。アトリエはゲームとしての難易度は低めなので、最初からハードモードで始めたけどちょうどよかった。ニオを助けたら終わりかと思いきや、制限時間を使い切るまでが一周なんですね。ウィルベル・レジナ・キースエンドを見たと思う……けどキースのシナリオは最後までやってないので、あれが本当にキースエンドなのかよく分かっていない。とりあえず2周目をやっている。

アーシャはアーランドシリーズよりも錬金システムが洗練されているし、ストーリーは不思議シリーズのような世界観を重視するタイプの作りになっているので、プレイしていてとても楽しい。ニオ救出後の強敵も歯ごたえがあるし、その強敵と戦うアイテム作りに採集運要素があまり絡んでこなくなっているので、自由度の高い戦略ゲームのような感覚でバランスがかなり良いと思う。不思議シリーズのクリア後もいいけど、あっちは時間制限がない分、品質や特性の吟味と武器の強化が前提になっているのがちょっと重いかな。

 

他のゲーム。Discord上でハグルというボードゲームをやった。参加者にルールの断片を書いた紙が配られて、他の参加者と話し合ったり交渉したりしながら制限時間内にルールを解き明かし、いろいろな行動の結果から得られる得点を最大化するというゲーム。戦略部分だけを取り出して精製したマーダーミステリーと言ってもよいと思う。そういうノリのゲームで、今回遊んだ設定では1ゲームも短めなので何回か繰り返して遊ぶと味の出てくるタイプのゲームっぽいが、GMがある程度頑張ってルールセットを作らないといけないのが大変そう。

あと、オンラインでやるとルールカードの見せ合いがちょっと大変だったのと、リアルではトークンのやり取りなどが絡むものもあるという話もあり、オンラインでハグルを遊ぶためのプラットフォームを作り始めた。この話はあとで。

 

リングフィットアドベンチャーも続けています。4月終わり時点で57日目、ワールド14が終わるところまで進んだ。だいたい2~3日に1回ペースになっている。


 

勉強。集合と位相をやってた数学Discordに知り合いのつてで学振PDの講師を呼んで、複素解析の講義をしてもらっている。微積分の復習から始まって、複素関数微分可能性、線積分、複素線積分とやっていって、リーマンゼータ関数の解析接続を理解することを一応の目的としているけど、本筋の脇に転がっている面白いトピックも積極的に拾っていく感じのラフな形式なので、幅広く数学の風景を眺めることができていてとても面白い。関数の有界性を保証するための道具として集合の有界性が便利に使われていて、今まで勉強してきたこととの繋がりが見えてくるのも面白い。

 

上のセクションでも書いたけど、ハグルのプラットフォームを作り始めた。要素技術としてはいくつか候補を考えて&試して、最終的にバックエンドは Kotlin + Spring + Spring Data JDBC + PostgreSQL、フロントエンドは TypeScript + React + Redux-Saga + Material-UIで落ち着いた。最近はほとんど仕事でしか大きなプログラムを書いておらず、仕事で触らない要素技術の動向を知っておきたいと思ったので、奇をてらわずにベタなものから選定するようにした(あまり変な技術を選ぶと本質的でないところで時間を食って、肝心のプロダクト作りが進まなくなるという理由もある)。

これは一段落したらサービスを公開して、まとめて記事を書く予定。久しぶりに本気で趣味プログラミングをして、ほぼ丸一日コードを書くということがまだちゃんとできることに安心した。業務では今いるチームが大きくなってきたこともあり、コードを書くことそのものよりも設計やコンセンサス形成に時間が取られがちで、そういう作業は全然集中力が続かないので……。


 

体重。平均66kgくらい。先月と比べると1kgくらい落ちているっぽい。


 

日記。物理日記はもうあきらめた。日々の活動ログという意味では、9連休から始めたパン作りの記録をブログに書くようにした。

osak.hatenablog.jp(他の記事は各自探してください)

パンを作り始めたのは、アメリカでは総菜パンや菓子パンの類があまり売られていないため、食べたいなら自分で作らないといけないという理由による。あと焼きたてのパンが食べられるとうれしい。


 

読書。同僚に勧められた The Phoenix Projectを読み終えた。自分のチームと照らし合わせて、頷けるところもあるし、分業化の進んでいる大企業のIT部門という特殊性に依存していて実務では使いにくそうなところもある……という話を勧めてくれた同僚にしたら、それなら続編のThe Unicorn Projectを読むといいよと言われた。そっちはまだ読んでない。

 

 あと、Twitterでおすすめされていた「かんかん橋を渡って」という漫画がすごかった。

全10巻で、最初の数巻は陰湿な嫁いびりをする姑と、そのいびりに負けず明るく振る舞う嫁の確執を描いていて、正直言って読後感はかなり悪い。しかし3~4巻あたりから突然嫁が覚醒し始め、仲間や世界とのコミュニケーションを通して自分の能力を磨いていったり、支配階級との闘争を始めたりという少年漫画のような展開になっていく。当然そんなストーリーが田舎の嫁いびりと整合する訳がないのであちこちで破綻が起きているんだけど、突っ切ってしまっているので逆にそういう能力モノとして成立している。ここまでたどり着くと純粋に面白い漫画なので、1巻を読んでちょっとでも楽しめそうな引っ掛かりを感じたら、諦めずに読み進めてほしい。

 

また、Kindleで適当に本を買っておくと積読が目に見えなくて何を買ったのかすら覚えてないという現象がよく起きるので、読書メーターで管理するようにした。まあ管理するだけでは消費する力が働かないんだけど、そもそも積読ってそういうものでしょう……。

bookmeter.com


 

今月は前半はかなり無気力に過ごしていたけど、後半はそこそこやる気が出たので総合的には良かったと思う。しかし1ヶ月も経つと月の初め頃に何をしてたのか本当に分からなくなるな……。自分が過去に何をしていたのか、その時は記録する意味が分からなくても後から見返すと発見があって面白いというタイプの情報だと思うので、やっぱり毎日日記をつけるようにした方がいい気がする。でも1日が終わるときには大抵疲れていて日記どころではないんだよな……。