海外引っ越しの手順

引っ越しに限った話ではないけど段取りが悪く、面倒なことが起きたり無意味にストレスを溜めたりしていたので、次回以降の引っ越しと他の人のためにメモしておく。 大まかに締め切りの早い順から書いていくので、上から順に消化していくとつつがなく引っ越せるはず。国外から戻ってくるときは適当に逆操作を取れば良いのでは(未検証)。

何か思い出したら追記される可能性があります。

食品の処分

締め切り(開始):2〜3ヶ月前、または可燃ごみと同じ

単純に残るともったいないし、あまり早く処分してしまうと料理ができなくなるため、前々から計画的に処分を計画する。残った食品は、可食部はだいたい可燃ごみとして燃やすことができる。ビンは中身を捨てた後に資源ごみとして出す必要があるため、少し早めの処分が必要になることに注意。

粗大ごみの処分

締め切り(申し込み):およそ1ヶ月前

粗大ごみを捨てたいことを何らかの手段で市役所に伝える必要がある。目黒区はWebフォームがあった。回収日がかなり限られている上、時期によっては無限に埋まっているため早めの対応が必要。今回は失敗した。

PCを含む電化製品は超めんどくさい。家電リサイクル法という、リサイクルの費用と手間をまるごと消費者に転嫁するクソみたいな仕組みがあるため、雑に捨てることができない。基本的にはメーカーに連絡して処分を待つことになる。リサイクルショップに託してもよい(後述)。

退去の連絡

締め切り:1ヶ月前

法律上、1ヶ月よりも前に退去を連絡しておけば、貸主は拒否することができない。引っ越しの日程を決めておかないと正確な引き渡し日程は伝えられない可能性が高いが、とりあえず連絡を入れておいて後から退去日を設定すればよい。

使える大型家具の処分

締め切り:およそ3週間前?

使える大型家具類は売ることができる。売れた後の手取りが高くなりやすい順に

  • 知人に売る
  • メルカリアッテ・メルカリ等の個人向け販売サイト
  • リサイクルショップ

となる。「知人に売る」に関しては、社内にそういうSlackチャンネルがあったので、主にモニタ等を売った。メルカリは適切な値段を付けていれば反応が早いっぽいが、未知数なので早めにやっといた方がよい。リサイクルショップについては後述する。

引っ越し業者の手配

締め切り:およそ3週間前

家の引き渡しには通常管理者の立ち会いが必要なため、引っ越しの日を決めないと家を引き渡す日が決められない。予定のすり合わせが必要になるため、なるべく早く日程を決めておくに越したことはない。

不燃ごみの処分

締め切り:およそ2週間前

不燃ごみは回収の回数が少ない。目黒区は月に2回しか回収してくれないので、早めに動いておかないと不燃ごみを捨てられなくなって詰む。地域によってゴミの分別等がかなり違うと考えられるので、そのへんは自治体に依存する。目黒区の場合、プラスチックは燃えるゴミなので、陶磁器や金属類を除けばとりあえず燃やせたが、食器や洗いカゴなどを捨て忘れて段ボール箱2箱分くらい残った。

電池はビックカメラに行くと回収ボックスが置いてある。あとガジェオタの家だと盲点になるのがACアダプタや延長コードの類で、風景の一部になっているので気付きにくい上、下手に捨てると生活が成り立たなくなったりするので難しい。そのへんは適宜やる(後述)。

リサイクルショップに託す

締め切り:およそ2週間前

リサイクルショップは新しい家電など、分かりやすく値の付くものは正の金額をつけて買い取ってくれる。本棚等はモノによって無料だったり、負の金額だったりする。あと処分費用はかかるものの、粗大ごみ類も引き取ってくれる。今回は チェリーズマーケットという会社に依頼したが、捨て忘れた粗大ごみ、不燃ごみやPCまで、1単位3,000円程度で引き取ってくれたのでかなり助かった。

書籍やCD、BD類ならブックオフ等の古書店に売るという手もある。Webフォームから申し込むだけで、2,3日で集荷に来てくれるので、あらかじめダンボールに突っ込んだ本を渡せばよい。

NHKの解約

締め切り:およそ1週間前

国外に居住する以上、放送法に定められた範囲から明らかに外れるため、平和にNHKを解約できる。なぜか電話しか窓口がない上、解約書類を向こうから送ってきて、それを送り返すという無駄に手間のかかる構成になっている。ちゃんと解約届を受け取れる必要があるので、転居前に開始するのがよい。

可燃ごみの処分

締め切り:およそ3日前

可燃ごみは週に2回程度回収がくる。でかいゴミ袋を買って、いらなそうなものはとりあえず放り込んでおくとよい。結構な分量が出るし、ある程度部屋が片付くまで検出できないゴミも結構あるので、2週間くらい前から小分けに始めておくとよい。

郵便・宅配便の転送設定

締め切り:およそ3日前

郵便局に転居届を出しておくと、1年間だけ自分宛ての郵便物を他の住所に転送してくれる。インターネットで設定できるので、実家の住所を登録しておく。クロネコヤマトも同様のサービスを提供しているが、旧住所に往復はがきが送られるらしい(家を引き払ってから始めたため詳細不明)。

銀行口座・証券口座等の住所変更

締め切り:およそ3日前

必要なのかよく分からないが、旧住所に金融系の郵便物が届いても微妙なのでとりあえずやる。三井住友銀行では、住所を海外にすると色々と面倒になるため、実家の住所に移すことを勧められた。特に居住証明などを出す必要もないためすぐ終わる。

送るものの梱包

締め切り:およそ2日前

引っ越し荷物は梱包しないといけない。意外と時間がかかるし、ある程度梱包しないと気付かない不要物や実は必要なものなどが発生し得るので、最初の締切は早めに設定しておく。

インフラの解約

締め切り:およそ1日前

電気とガスはインターネットで解約できる。水道は電話が必要だった(いずれも東京都の話)。東京電力は一発で全部解約してくれるサービスを提供しているが、手続きをしたのが最後だったので使わなかった。いずれにせよ、立会い不要で割とすぐに止まるため、思い出したときにやればよい。

転居届の提出

締め切り:14日後

市役所に行って住民票を抜いておく。自治体によって異なるかもしれないが、転居先に国名を書くと国外転居したことになり、住民票が消滅する。1月1日をまたいで1年以上国外に住む場合は重要で、これをやらないと無駄に住民税を取られることになる。

Tips

海外引っ越しする前は、基本的に2週間〜1ヶ月くらいは生活が破壊されるものと思うと良さそう。家具を処分すると生活が不便になるし、食品を処分すると自炊ができなくなる。主に以下のタイミングで生活の質が変わるため、計画的にタスクを処理してリスクをなるべく小さくするとよい。

  • 食品の処分(自炊できなくなる;外食で対応)
  • 日用品の梱包(生活が不便になっていく;ホテルに泊まったり、本やノートPC等はある程度自分で運ぶことにすると対応できる)
  • 寝具の処分(寝れなくなる;ホテルに泊まることで対応)

あとがき

これを書いていたら、いくつかやり残した手続きがあることに気がついた。引っ越しは計画的に。