ワイルドアームズ日記 その18

引き続きマルドゥークの攻略を続ける。次は神殿エリアへ。

神殿エリアの石碑は、ダンジョンの攻略方法ではなくてマルドゥーク関連のアイテムの解説が書かれていた。神器と呼ばれる3種類のアイテムを集めることでマルドゥークの中央制御室へと入ることができるらしい。神殿ダンジョン自体はスイッチを切り替えて扉を開け閉めしていくタイプの仕掛けで、歩きまわるタイプの仕掛けにしてはエンカウント率が高めなこと以外は特に苦労せずに進むことができた。

道中に石碑があり、後ろの隠し通路を通るとゴーレムのルシファアと戦えると書いてある。ただしめちゃくちゃ強いとのこと。まあでもバルバトスだって倒せたし行けるでしょー。

奥には火が燃えているが、マジックポットで消火しても何も起きない。もしかしてと思って試しにオールドギターをかき鳴らすと、ルシファアが現れて戦闘になった。こいつが思っていたよりも10倍くらい強い。初手で全体攻撃をしてきたかと思ったら、2000弱のダメージを食らう。えっこれやばいじゃんと思って回復しようとしたら、次のターンに先制されてセシリアが倒された……。アンブロシアで全体回復しつつフル・リヴァイブで生き返らせようとしたが、動揺して間違ってネクタールを使ってしまい、後手に回ってしまう。その後も崩れに崩れて、あっさりと全滅してしまった。念のためセーブしといてよかった……。

ルシファアはやばそうなので後回しにして、マルドゥークの腕を回収する。体のパーツが分かれてるのを集めるってエグゾディアみたいだな。

最後は鉱石採掘エリア。石碑には、機械に宿った心が道を示すと書いてある。機械と心……ロディ?よくわからんのでとりあえず進んでみるも、特に何も起こらない。うーん、一体なんなんだ。

そんな感じで潜っていくと、マルドゥークの瞳をあっさり入手した。結局石碑のヒントは使わなかった。なんなんだろう。

制御室に戻り、集めた神器を扉の前に置いてみる。腕と翼は置くと光を放ち始めたが、瞳は何も起こらず、ニセモノなのかっ!?と言われる。確かに鉱石採掘エリアから戻るとき、他に開かない宝箱があったな……。ここから本物を探し出さないといけないのか。

ニセモノを宝箱に戻し、適当に他の宝箱を開けて瞳を取り出してみる。さっきの光というヒントから、本物は取り出した瞬間に光るか、もしくは青い部分があるんじゃないかと思っていくつか試すが、どうもどれも変わらなさそうに見える。そもそも青だとマルドゥークの腕とかぶるし……。悩みながらダンジョンをさまよっていると、何やら意味ありげな部屋に出た。そこの前に置いてある石を爆弾で壊すと、真実の目のようなオブジェがでてきた。あ、もしかしてこいつがマルドゥークの瞳の真贋判定をしてくれるのか!

さっそく一つ拾ってきたところ、真実の目が青く光った。これが正解か。というか一発で正解を引いてしまった……。ちなみに真実の目の部屋の向こうにはゴーレムの1体であるセトがいるらしいが、さっきのルシファアで懲りたのでこいつも後回しにする。

手に入れた瞳は無事に輝き出し、中央制御室の扉をくぐる。するとゴーレムの1体、ベリアルが立ちはだかる。こいつも激強なのかと思いきや、アーマーダウンをしてきたりちょっと強めの全体攻撃をしたりする程度で、死にそうなほどのダメージは喰らわない。いつもどおりの戦術で倒し、中央制御室へ入ることができた。

中央制御室にはジークフリードが待っていた。やはりマルドゥークの力でファルガイアを破壊する気マンマンのようなので、そんなことをさせるわけには行かないと戦闘に突入した。攻撃自体はあまり大したことがなく、全体攻撃があるもののヒール・プラスで対処できる程度。ちょっと拍子抜けだった。

ジークフリードを倒すと、突然苦しみだし、破壊が真理などとマザーのようなことを言い出した。それどころか、どこからか闇を呼び出してファルガイアを包みこんでしまった。

そしてマザーと融合した真の姿、マザーフリードを現す。さっきまで戦っていたジークフリードは既に抜け殻であり、実体は完全にマザーに支配されてしまっていた。

マザーフリードは全体攻撃+状態異常付与であるアルス・マグナを撃ってくるのが面倒くさい。初見で食らって回復に手間取ったが、一度見たらステータスロックをかけておけばよい。クイックやハイ・シールドも一応使ったが、魔法効果の解除もしてくるので、一度解除されてからはターンの無駄なのでかけないようにした。

マザーフリードを倒したものの、滅び際に、ファルガイアを包んだ滅びの力は振り払えないという捨て台詞を残していった。このままファルガイアは滅んでしまうのか……。

そんな状況でも諦めない渡り鳥一行の思いに反応して、涙のかけらが輝きだした。取り戻された生命の力を用いて、ガーディアンたちがファルガイアの闇を取り除きにかかる。

ガーディアンたちの力で、闇は振り払われた。人間の心は傷ついて荒んでしまったが、時間をかければ元に戻り、ファルガイアの荒廃を止めることもできるだろう。そして、その奇跡を起こせる存在は、ファルガイアのガーディアンたる人間でしかない。

世界を救うという一仕事を成し遂げたので、転送装置を使ってカ・ディンギルへ戻る。

……カ・ディンギルへの転送中、突然ジークフリードが現れた!マザーに喰われて共に滅んだかと思われたが、その執念でマザーから逃れ、この不安定な次元のはざまで渡り鳥一行と戦うことで暴走を起こし、滅びへの道連れにしようという。そんな勝手な思惑に乗って滅ぶわけには行かない。

ジーク・ツヴァイは特に強い攻撃はしてこないが、状態異常魔法で混乱や魔力封印をしてくる上、HPが減ってくるとハイ・ヒールも使ってくる。ちょっと、シドーじゃないんだからそんなんどうやって倒せばいいんだ……。とりあえずステータスロックで状態異常を避けつつ、高火力の攻撃を叩き込み続ける。かなり長引いたものの、ハイ・ヒールを使わないターンと、ブーストアタックの発動をうまく重ねることで、なんとか倒すことができた。

ジークフリードの思惑はここで渡り鳥一行を倒すことではなく、亜空間に衝撃を与えてもろともに吹き飛ぶことであった。分かってはいたけど避けられない。

カ・ディンギルの崩壊が始まる。幸いというべきか、転送座標がずれたことにより、渡り鳥一行はカ・ディンギルの外に転送された。しかしこのままではカ・ディンギルの爆発に巻き込まれてしまう。

するとアースガルズがひとりでに動き出し、3人を対消滅バリアで守り始めた。アースガルズもまた、戦うためだけではない、自分の意志で大切なものを守る心をもった機械だった。

爆発から3人を守ったアースガルズは、そのまま機能を停止してしまった。魔族との戦いが終わった今、アースガルズはもはや戦う必要はなく、また安らかな眠りに戻ることができた。

世界を救った一行。ロディとザックは自分たちの力を求める人々を救うため、また渡り鳥として旅に出た。一方公女であるセシリアは、アーデルハイド城に残ることになり、2人に手紙を渡して別れることになった。

手紙の中で、ロディとザックに教わった、大切なものを守るという思いと、そのために自分もできることをやることにしたと心中を語るセシリア。手紙の結びには、もうすぐ2人の元へ忘れ物が届くと書いてある。

何を隠そう、忘れ物とはセシリア自身だった。公女でありながら、世界を守るという目的のために、アーデルハイド城を出て、また3人で旅をするという道を選んだセシリア。先は長いが、奇跡を信じて努力を積み重ねていけば、ファルガイアは少しづつ復活していくに違いない。

それは、ぜったいに、ぜったいですッ!