Spider-Man: Homecoming, Thor: Ragnarok

Spider-Man: Homecoming

Civil Warで登場したSpider-Manの話。今までに登場した誰よりも若いからか、思慮の浅さや、Tonyに認めてもらおうとするあまりに功績を焦る様が繰り返し描かれていて、ちょっと居たたまれない気持ちになる。Peterはそれでも失敗してしっぺ返しを食らうからまだいいんだけど、Nedの無責任な感じは嫌だった。最後では活躍していたけど。あとCivil Warを念頭に置くと、PeterがAvengersの輸送機を墜落させるとき赤いタワーを道連れに破壊してるのが厳しく見える。

Peterにスーツを渡して、少しづつ導いていこうとするTonyの姿勢は微笑ましかった。父親があまり気にかけてくれなかったからその反動だと言っていたけど、逆に過保護になりすぎているようにも見えるし、不器用なところがTonyらしい。

Captain Americaもそうだけど、Spider-Manも超人化の理由の割には肉体が頑丈すぎる気がする。いくら肉体強化されててもぶっ飛ばされて壁に激突したり飛行機から振り落とされたりしたら死ぬんじゃないかと思う。

Thor: Ragnarok

全編通してLokiが良かった。Hulkが闘技場に出てきて逃げ出そうとしたり、ThorがかつてのLokiのように振り回され地面に叩きつけられて狂喜するコミカルな役回りもいいし、最終的にThorと協力してAsgardを救う道を選ぶのも良い。Bifrostに現れた時のSavior is here!!は笑ったけど、これがLokiの本当に欲しかったものなんだろうなと思うと感動的でもある(なんかウェル博士っぽいなとは思った)。

HulkをAsgardに連れて行こうとするThorは自分勝手すぎないかと思ったけど、Banner博士の人格は封じ込められていたようなので結果オーライではある。しかしずっとHulkのままで過ごしても不必要に人を傷つけずに済むSakarは、安息の地のひとつなのかもしれない。グランドマスターが完全に狂人なのであんまり明るい未来ではなさそうだけど……。

全体的にコミカルな場面が多くて、Guardians of the Galaxyの雰囲気を継承している気がする。