グリーンカード取得の記録

晴れてグリーンカードを取ったので、今後誰かの参考になればと思って何をやったかの記録を残しておく。自分も他の人のブログで色々調べたりしたので……。

  • 2018年8月頃:会社がスポンサーになってグリーンカード取れるけどどうする?とマネージャーに聞かれたので、とりあえず手続きを進めてもらうようにお願いする。
  • 2018年9月頃:簡単な履歴書、大学の学位証明(日本語のを出したら、アメリカの調査機関でアメリカの学位と同じであることを保証する証明書を作ってもらった)、マネージャーからの推薦状的なもの(中身は自分で書いた)を会社のGlobal Mobilityチームに提出する(あんまり覚えてない)。
  • 2018年11月頃:PERM Labor Certificationを発行できるか確認するため、会社指定のフォームでスキルリストを提出する。
  • 2018年12月頃:I-140アメリカでの雇用に基づいた永住権申請書)作成のため、会社が作った雇用証明書のテンプレートに自分の業務内容を書いて提出する。
  • 2019年1月頃:ETA 9089(PERM Labor Certificationの申請書)ができたという通知が来たので、Work historyや最新のI-94情報が正しいか確認する。
  • 2019/01/18:ETA-9089を提出したという連絡が来る。
  • 2019/04/24:PERMが発行されたという連絡が来る。
  • 2019年5月頃:I-140のために必要な追加書類のスキャンを提出するよう連絡が来る。移民に関係しそうな個人情報は全部要求される。パスポートの出入国スタンプ全部とか、最新のI-94とか、Birth Certificateとか。Birth Certificateは戸籍謄本を翻訳してもらうことで作成可能っぽいが、手元になかったので6月末に日本に行くタイミングで持ってくることにする。
  • 2019/07/19:ヒューストンの日本総領事館で戸籍謄本を翻訳してBirth Certificateにしてもらう。現金で$15くらいを釣り銭無しで払う必要があるので注意が必要。あとで聞いた話によると、自分をTranslatorとして自力翻訳したものでもいいっぽい?(未検証)
  • 2019/07/22:Birth Certificateの取得状況を伝えてなかったので、はよ書類出せやという催促がGlobal Mobilityチームから届く。すみません……。書類は揃ってたので即提出する。
  • 2019/07/24:I-140はできたから、I-485アメリカ在住のステータスを永住権に変換する申請書)とI-131グリーンカード申請中のReentry permit申請書)、I-765(Employment Authorizationの発行申請書)も提出するねということになり、I-485のために両親の出生地を教えてくれと言われる。Reentry permitというのは、ビザの種類によってはI-485を出した時点で失効してしまうので、その状態でもアメリカに入国できるようにするための書類。自分はL-1で入国していたので関係ないっぽいが、万が一のための保障としてでやっとくねとのこと。しかしI-131処理中にアメリカを出国すると却下されることがあるらしく、9月に日本に行く予定があったので、I-131はとりあえずそれまで延期してもらうことにする。
  • 2019/08/23:I-485が受理されたとの連絡が来る。同時にメディカルチェックを受けてI-693(移民用の健康診断+ワクチン接種証明書)をもらっといてねと言われる。これを発行できるのはCivil Surgeonという特殊な資格がある人だけらしい。これを発行できる病院はUSCISのサイトで検索できる
  • 2019/08/28:I-693のための検診を受けに行く。予防接種はTdap(三種混合)、Measles(はしか)、Mumps(おたふくかぜ)、Rubeola(風疹)(これらはアメリカだとMMRという名前で接種するらしい)、Varicella(水疱瘡)が要求される(年齢や時期によって異なる)。母子手帳の予防接種記録を自分で翻訳してもいいっぽいよとTwitterで聞いたので持っていこうとするも、当日忘れる(は?)。内容は覚えていたが、母子手帳に水痘と書いてあったのを水疱瘡だと分からず(は??)、水疱瘡は受けてないと思うと医師に言ったところ、じゃあ接種してCertificate持ってきてねと言われる。それとは別に他の結核や梅毒等の検査のため血液を取られる。結核ツベルクリン注射をするもんだと思っていたら、最近は血液検査で分かるらしい。この検診は$400くらいかかった。
  • 2019/08/30:4月に普通の健康診断を受けたAustin Regional Clinicで相談すると、とりあえず抗体があるか血液検査でチェックしようかという事になる。そしたら全部抗体があった(Tdapは4月に接種してた)。証明書だけもらって提出する。検査は$50くらいだった。
  • 2019/08/27:Biometricsを取るから指定のUSCISオフィスに9/6に行ってねという連絡が来る。これは車で15分くらいの近所だった。
  • 2019/09/06:Biometricsを取りに行く。写真を撮って指紋を取って終わり。
  • 2019/10/02:I-765が受理されてEAD Cardが届く。
  • 2019/10/30:I-140が受理されて、最終面接が12/02にセットアップされる。というか10月頭にアメリカに帰国してたけど、結局I-131を提出してもらうのは忘れていた。特にこれから出国する予定もないのでまあ結果オーライとする。
  • 2019/12/02:今までに提出した書類のコピーを持って最終面接のためSan AntonioのUSCISオフィスへ行く。真実を話しますという宣誓をしたあと、I-140に書いてある個人情報と質問リスト(基本的にはヤバいことやってない・やるつもりないよねという確認)を確認して終わり。もっと面倒なことを聞かれるかと思ったけど簡単でよかった。今までになんかPenalty受けたことある?と聞かれたとき、なんもないと答えたら質問を理解してないと思われたのか、交通違反の切符もそうだよと念を押された(本当にない)。1週間くらいで結果の通知が来て、大丈夫なら2〜3週間でグリーンカードが届くよと言われる。
  • 2019/12/05:面接に通ったという通知が来る。
  • 2019/12/11:グリーンカードが会社に届く。思ったよりずっと早い。思えば運転免許証も言われたよりずっと早く届いた。

雑多な情報

  • グリーンカードの申請キューの状態はVisa Bulletinで見ることができるが、日本人は申請したら(お役所時間で)待ち時間なく処理できるCクラスなので見てもあんまり意味がない。中国やインドは数年〜十年待ちになっていてヤバさがある。
  • グリーンカードはWork authorizationを兼ねるので、I-131を同時に出さないなら別にEAD Cardもいらなかった説はある……。そもそもI-131が却下されても、Reentry permitがもらえない以上のデメリットはないっぽいので申請するだけ得な気はする。