2020年の目標 - 7月まとめ

引きこもり生活5ヶ月目。

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どうせフルリモートだし、チームメンバーもいつもより出力速度が遅いので、もっと適当に仕事してもいいんじゃないかと思って勤務時間を勝手にシフトし始めた。だいたい夜のほうが調子がよいので、朝から昼のミーティングに出てコードレビューとかしたら昼寝して、夜にちゃんとコード書いたり面倒な設計とか考えたりする感じで……。あと夜がんばって仕事したら翌日は遅く起きるとか。そもそも眠い時に頑張って起きててもロクな出力は出てこないので寝るのが正しいと思う。


ゲーム。ICFPCやった。アトリエシリーズに敬意を表してチーム名はAtelier Manarimoにした。

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今年の問題は盛りだくさんで、序盤は謎の記号列からコンビネータ計算の計算規則を推測するパズル、その次は実際に処理系を書いて与えられたプログラムを実行してGUIを作る、そしてGUI上で実装されたゲームを探索するという、過去のICFPCの面白いエッセンスを抽出したような感じ。24時間が過ぎた後は宇宙空間で宇宙船を操縦してPvPするゲームのAI作りになった(こんな感じのゲーム)。

今年は運営のインフラがかなり良くできていて、インフラ作りが得意な人としてはあんまりやることがなかった。もっとAI作りにアイデア出したりして参加すればよかったなあと思う。前半の解析ゲーはめちゃくちゃ面白かったので、それだけで72時間やっていたかった。

最終提出での上位20チームが決勝ラウンドに選出され、8月のICFP開催時に決勝の結果が発表される。Atelier Manarimoはちゃんと上位20チームには入れたので、決勝でよい結果を出せることを祈っている。打倒Unagi(合言葉)。


もういっこゲーム。ICFPCが終わって暇になったのでリディー&スールのアトリエを始めた。これでようやく不思議シリーズを制覇できる。今は第7話まで進んだ。アトリエシリーズのNormal難易度はゲームとしてはヌルいことが分かってきたので、最初からHardでやっている。そのおかげかボス戦はなかなか歯ごたえがあった。

イルちゃんが師匠になってるし、落ち着きも増してて感慨がある。フィリスも成長したけど落ち着きがないのは変わってない。ソフィー先生はなんか……伝説みたいになってない?リディーとスーは不思議シリーズのメインキャラとしては珍しく天才タイプじゃないので、錬金術の腕前そのもので壁にぶつかって悩んでいてちょっと新鮮味がある。フィリスのアトリエではソフィーで聞いた曲やアレンジがかかるたびに感動していたけど、今回はイルちゃんやフィリスのテーマに安心感と感慨がある。

錬金システムはちょっと複雑すぎる気がする。錬金成分にめちゃくちゃ種類があっていちいち名前がついてるのはフレーバーとしては面白いし好きだけど、素材選びとなるとマス数に加えて色も吟味しないといけないのが面倒くさい……。触媒の効果も記号が多すぎて選ぶのが面倒なので、いつも適当にミスティックハーブとか入れている。

戦闘システムは面白い。前衛と後衛の組み合わせを考えてうまくコンボが繋がるように悩むのが楽しい。ただ戦闘システムについてゲーム中での説明が少なすぎると思う(後衛はだんだんHPが回復していくとか、ヘルプを読んで初めて知った)。まあ説明書ちゃんと読めってことなんだろうけど……。

ゲームシステムはフィリスを引き継いだまま、シナリオ構成はソフィーのような一本道+個別キャラシナリオに戻っている。昔のキャラがどんどん出てくるのが楽しいし感慨がある(感慨ばっかり言ってるな)。ただ逆に、ソフィーの時のような新鮮味はちょっと薄れてるかな……。今のところ、良くも悪くも不思議シリーズファンディスクみたいなものという印象。

8/1現在で24時間くらいやっている。これも全クリまで60時間くらいなのかな。


株。見てない。というかあんまり変わってないね。


体重。63.9kgらしい。だんだん増えてるな……。ちょっと真面目に運動を考えないといけなさそう。


新しい技術。ICFPCのために、Tsurezureで培ったRust力を使って簡単なチームポータルサイトを作ったりしていた。結局使わなかったけど。Herokuで有料のDynoやPostgreSQLを使うやつを初めてやった。どちらもめちゃくちゃ簡単にセットアップできて、確かにこれは便利だと思った。

あと、Linuxの環境をちくちくメンテナンスするのが嫌になってきたのと、WSL2が結構いい感じらしいと各所で見聞きするとので、思い切ってメイン環境をWindowsに切り替えた。Linux環境はちゃんと動いている分にはいいんだけど、ちょっと標準から外れた周辺機器とか設定とかを入れようとすると途端にデバイスドライバレベルくらいまで低レイヤの知識が要求されるのがつらい。今のところはmikutterも不自由なく動いているし、プログラミングも特に困ることなくできている。VSCodeのRemote Extensionがとてつもなく良くできていて、WSL2でdocker-composeを動かしながらコンテナ上でVSCodeのRemote extensionを動かし、Windows上で動いてるガワからRemote extensionに繋いで補完も実行もサーバ側でやりつつ表示はWindowsなので高速&ネイティブのキーバインドで使える、というのが特に複雑な設定をすることなく動いてしまう。Microsoftがこんなに高機能な環境を無料で提供するようになるなんて、十数年前から考えると時代が変わったなあと思う。


中国語。月の初めに数回Ankiをやって、それからモチベーションが尽きてやらなくなってしまった。やっぱり積極的に使う理由がないと、半年くらいがモチベーションの限界という感じがある。


本。芳文社のセールがあったのでいろいろ買った。特に「幸腹グラフィティ」と、同作者(川合マコト)の「甘えたい日はそばにいて」がよかった。緻密な心情描写で作品の中に引き込まれる。特に「甘えたい日はそばにいて」は半端にSFが混ざった恋愛ものという感じの作品で、普通ならこういうのは粗が気になって途中で読むのを諦めてしまうんだけど、この作品はSF考証の粗さをストーリーの良さが大幅に上回っているタイプで、違和感を置いて一気に読んでしまった。

Twitterで流れてきた「うちの師匠はしっぽがない」もよかった。キャラがかわいいのもさることながら、落語というなんとなく知っていそうであんまり知らない距離感の題材が好奇心を刺激する。気力が出たら落語を聞きたい。


本ではないけど、ここ2ヶ月くらいは寝る前ややる気が出ないときにNileRedというYoutubeチャンネルの化学動画を見ている。

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いろいろな化学反応を試してみたり、変なものを作ったりする過程をひたすら解説する動画シリーズで、見ているだけでも楽しいし知識欲が満たされる。水銀が絡む反応とか、知識では知っているものの実際に実験で扱ったことはないし、おいそれと試せるものではないのでこういう動画で見られるのは面白い。英語だけど発音がめちゃくちゃきれいだし、何より化学だからだいたい言ってることは推測できるので、リスニングの練習としてもちょうどいい。


9月から日本に逃げようかと思っていたら、7月末から日本でコロナの感染が広がり始めていてちょっとどうしようかと迷っている。旅行が自粛ムードになってるならあんまり日本にいる意味ないし……。地方で新規感染者が出るたび鬼の首を取ったようにバッシングする風潮になっているあたり、あまりコロナウイルスの防疫に関して教育が進んでいるように見えないので、だんだん悪化しそうな気がしている。同じダメならアメリカにいる方が入国後隔離とかもなくて楽だしね……。

最近はちょっと本を読む気力が復活してきたので、8月にはDatabase Internalsを読み終えたいところ。他の目標は追い追い考えていきましょう。