2020年の目標 - 2月まとめ

3月になって一週間も経ってしまった。風化しないうちに2月分のまとめを書く。

osak.hatenablog.jp

これで毎月振り返る目標は2/12達成した。楽でいいね。なんだって達成すればいいってもんでもないが……。

ゲームはハナノパズル2を始めた。有名だけどやってなかったので……。現在33面。ゼリーよりは変な手筋が少なくて考えやすいが、それでもこんな動かし方あるのか!という驚きがずっと続くのですごい。

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株。自分の資金を投入し始めたので当事者意識が生まれ色々調べてまとめた。長期でどう考えるのかはそこそこイメージが掴めたので答え合わせ待ち。短期の値動きは全然分からん。先物とかチャンスレベル以上のパフォーマンスを出せる気がしない。

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ウォール街のランダム・ウォーカーは巷で話題になるだけあっていい本だった。ランダムウォーク理論だけでなく、市場がどういう仕組みで動いているのかを大まかに見通せるのが良い。名前を知ってる将来性のありそうな株を買ってみていたら、コロナウイルスの打撃を受けて軒並み株価が下がり、うおーこれが暴落かという気持ちになった。3/8現在では含み損7%くらいになっている。明らかに動きがおかしいので素人が首を突っ込むと危ないだろうなあとは思いつつ、こんな面白い状況はなかなか経験できないだろうからとりあえず動いとこうと思って、めぼしい銘柄を見繕って監視することにした。で、底値かと思って買ったらまだ下がる、というパターンを2回やった。とりあえず遊べて満足したので少なくともあと半月は様子見でいいかな……。分析の過程で、自分が分かるようなS&P 500のコンポーネント(要するにIT系や超大手チェーン)はS&P 500インデックスと同じような動きをしているので、個別のコンポーネントに手を出すくらいならインデックスファンドに突っ込んだ方が安定度高いし考えること少なくていいなという気付きを得た。よっぽど高いリターンが見えるなら別だけど……。

旅行や飲食はともかくIT系株とかが落ちてるのはあんまり理由が分かってないが、コロナウイルスを口実にしてバブル気味だった市場が元に戻ろうとしているという分析をどこかで見た。本当かは分からんけど、会社そのものではなく株取引自体に値段が付いている雰囲気は確かに感じるので、まあなんか口実は必要なんだろうなとは思った。


体重は変わってない。相変わらず62kgくらい。頑張ると減らせそうな気もするが、変な病気が流行ってる時に体調のバランスを崩すようなことをするのもなあと思って頑張るのは止めている。


新しい技術。はなんもやってないな……。株式関連の情報を自動収集しようと思って、Alpha Vantageという無料で叩けるAPIのクローラをHaskellで書いてみたものの、Shares outstandingやReturn on Investmentのような自分の見たい情報が取れないので諦めてしまった。そういう情報をAPIで提供しているとこはそれなりに存在するが、どこも月$50以上の費用がかかるので、趣味で適当にやるだけの出費としてはちょっと辛い。FidelityのQuoteでは一応見たいものが全部見れるのでそこをクロールするのが一番いいような気もするが、やっていいのかな……。


中国語。Duolingoは初めの方はよかったけど、1ヶ月くらいするとアプリの粗が目立ってきて不満が多く、気が向いたらちょっとやるくらいになってしまった。大きく不満な点としては

  • 中文英訳問題で冠詞を抜かすと誤答判定されたり、中国語の微妙なニュアンスを変な訳し方で訳さないといけない(妹妹はsisterではなくyounger sisterとか)など、本質的でないことで時間と思考リソースを食う
  • 知らなかったり忘れたりした単語を調べたくても、Duolingoの機能の範囲内でピンインが表示できないので入力できない
  • フリーテキスト入力の問題が鬱陶しい上、やっぱりテンプレートに則って訳さないと誤答判定される

といったあたり。反復練習するためのプラットフォームとしてはそこそこいいんだけど……。雰囲気は掴めたので、Ankiかなんかで文法と単語を詰め込んでWebサイトを読むようにシフトしたほうがよさそう。……というような感想が先月のまとめにも書いてあった。今月やります。


本。1月に読んだ「いま世界の哲学者が考えていること」で紹介されていた、マルクス・ガブリエルの「なぜ世界は存在しないのか」と「『私』は脳ではない」を読んだ。

読書メーターの感想。

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「なぜ世界は存在しないのか」では、物理的な物と抽象的な思考をひとまとめに扱う道具として「意味の場」を考え、個人個人のもつコンテキストに応じて「意味の場」を通して観察されたものの積集合のところに「実存」が確かに存在するという、素朴実在論構築主義を合わせたような世界観を提示している。直感的には納得しやすいし、多様化する価値観をどう擦り合わせるかを問題とする現代においては確かに大切な考え方だと思う。一方で、これは日常生活を生きるために必要な考え方を提供する実用向けの哲学であって、世界を解き明かすというハードな用途には合ってないなとも思った。実際に2冊目の「『私』は脳ではない」では、精神の実在性に固執するあまり、自然科学的なアプローチでの定義(日常的なモノとしては精神を定義しづらくなる)に短絡的な難癖を付ける方向に向かってしまっており、あまり得られるものがなかった。

文体はとっつきやすいし、議論に必要な哲学的概念は逐一説明してくれるタイプの本なので、初心者でも読みやすい。実際自分も初心者だし……。とりあえずあまり構えずに読んでみると何かしら得られるタイプの本だと思う。


映画化して話題になっていたので、致命的なネタバレを踏む前にと思い、ようやくメイドインアビスを読んだ。

断片的な情報からグロテスクでダークな作品だとは知っていたが、予想の数倍ダークだったし、そういった簡単に耳目を集める演出だけでもない、硬派で密度の高い冒険ものでもあった。一周目だと何がなんだか分からなかった箇所もあったが、この前二週目を読み返したら全体像がすっと入ってきた。異種族レビュアーズもそうだけど、世界観が作り込まれている作品は読んでて楽しい。


そういえば、2月半ばにあまりにも疲れてもうだめぽみたいな気持ちになったので、Chase Sapphire Reserveのアホみたいに貯まるポイントを使ってダラスのKing Spaにまた行ってきた。ポイントはUnitedにマイルを送って航空券を取ったんだけど、Unitedはオースティン―ダラス間に直行便がなく、ヒューストンで乗り継いで3時間くらいかかる。本を読んだりPCしたりで時間は使えるからまあそれでもいいかなと当初は思っていたけど、やってみると面倒なので、やっぱり直行便だなと思った。United以外でもカード会員向けサイトから旅行を予約すると1ポイント1ドル以上のレートで使えるっぽいので、今後はそっちを使うか、アップグレードのために貯めるかかな……。

今回はマジで静養だけが目的だったので、IrvingのLake CarolynのほとりにあるMarriottに泊まった。部屋でなんか生産的なことできるかと思って、一応湖の見えるいい感じの部屋を取ったけど、結局ホテルでは何もせず、King Spaで風呂に入ってはリラックスルームで寝るのを3回くらい繰り返してだらだらしていた。

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あとLyftのおっちゃんに、スパ行きたいならSpa Castleのほうが大きくていいよとおすすめされた。今度はそっちも行ってみたい。というかダラス以外でもいい温泉地やスパがあったら行きたいので情報を募集しています。


こんな感じかなあ。2月は仕事がちょっと立て込んでいて精神が終わり気味だったり、日本から同僚が来ていたので遊び回っていたり、株価が動いているのを眺めながら何が起きているのか考えたり(数値が変化するのは見ていて楽しい(数字って言うと警察に摘発される))していたので、他のことに割く元気があまり残っていなかった。3月は株はひとまずあんまり気にしないことにする。コロナウイルスの影響で在宅勤務になり、集中力が切れやすくなったからか相対的に疲れにくくなったので、この余剰分をうまく使って人生を進めたい。