Captain America: Civil War

Captain America: Civil War

Captain AmericaでまたBukeyの話か……と思ったら、Avengersが仲間割れしてすごいことになってしまった。ヒーローもので活躍に巻き込まれて死ぬ人たちの話をするのはどう考えてもタブーなので冒頭からかなり雲行きが怪しく、順当にAvengersの力を国が吸い上げて管理するという、まあそうなるよねという展開。ソコヴィア協定に従うことで正しさを維持するTony陣営と、世界にどう思われようとも自分の信じる正義を貫くCaptain America陣営に分かれていて、Avengers自体はどっちかというと後者寄りの組織なので、また全員で独立宣言して大団円なのかなと予想していたけど、どっちもある程度正しいが多大な犠牲を払ったという形で、完全に分裂したままで終わってしまった。どうなるんだ。

少数精鋭で強大な武力を持つ組織の公共性を上げて骨抜きにする、という話は攻殻機動隊SSSでもあった。シンフォギアGX以降もある意味そうか?でもどっちも主人公の陣営というのがはっきりしていて、最終的には主人公の正義がある程度通った形で勝つ形になっているが、Civil Warは正義の所在自体がどっち付かずで、とてもモヤモヤする。

それにしても、世界が協定を作ったから従うという決断を下せるTonyは、最初から比べると本当に進歩したなあと思う。初期のTonyならCaptain Americaと同じように反発して秘密基地に立てこもりそう。それができないせいで余計に苦しんでいる気もするけど……。

Bukeyの洗脳に使われてた脈絡のない単語の羅列をトリガーにするというやつ、ジョジョ六部のプッチ神父を彷彿とさせるけど、なんか共通の元ネタがあったりするんですかね。

スパイダーマンは他の面々と比べて明らかに装甲が薄いけど、あんなにボコスカ吹っ飛ばされて大丈夫なんだろうか。まあ最終的に脱落してしまったけど。