MCUマラソン5

Iron Man 3

作られた脅威のMandarinや、過去の戦闘のトラウマと戦うヒーローというモチーフは見覚えがある。後者はシンフォギアGXかな(それ以外にもいくつかある気がするが)。前者は……なんだろう。笑い男?演出自体がいかにもアメリ同時多発テロを意識しているっぽいし、あれの陰謀論もネタ元として含まれているのかな。

ストーリーは前作2編と比べて、というよりここまでのMCUシリーズ全部を通しても一番良かった。スーツを着ればほぼ無敵になれるトニーが、遠隔操作や分離飛行機能を付けて更にスーツを強化したのに、戦闘であっけなく負けた上に壊れてしまう。そして一度負けたところから即席の武器やアイアンマンもどきを作って、身一つで戦いながら立ち直って、最終的には最初の状態よりもずっと成長して、アーマーというまさに「殻」を脱ぎ捨てて終わる。破壊と再生を早送りにしたような、ある意味最初のIron Manをなぞるような展開を、トニーという人物を数作かけて掘り下げてから、さらにパワーアップした形で見せるという構成が、シリーズとして展開しているからこその強みだと感じた。

ってかこの展開、GXからAXZにかけてクリスが立ち直るのと同じ流れじゃない?アイアンマンは実質シンフォギアだった……?

アークリアクターも投げ捨ててしまったけど、この後どうなるんだろう。Endgameではアーマー使ってたし、アークリアクター付けてたよね。 あとどうでもいいけど、トニーが中継車を使って暗号をクラックするシーンで、IPアドレスの数値が255を超えててオッとなった。まあMarvelの地球は明らかにこの世界と科学の発展具合が違うので、そういうもんなのかもしれない。