胃カメラ

先々週の金曜に、朝食も昼食もほとんど食べてない状態でビールを飲んだら、突然刺すようにお腹が痛くなった。2時間ほど安静にしていたら落ち着いたが、それから1週間くらい、胃もたれのような違和感が続き、たまにチクっとした痛みも感じる。今までこんなに胃の不調が続いたことはなかったし、流石に何かおかしいんじゃないかと思って病院に行った。

その場では問診をして胃薬(ザンタックとセルベックス)を出され、次の火曜に内視鏡で検査をしましょうということになった。最近は鼻から入れるタイプがあり、口からよりも楽らしい。鼻から管を突っ込むっていうとミイラ作りを連想して少し怖いが、楽ならということで鼻からにした。それでも喉を通るときに吐きそうになる人は割といるらしく、歯医者の鏡突っ込むやつとか苦手なんですよーという話をしたら、少し眠くなるタイプの麻酔も使いましょうということになった。


内視鏡検査当日。最初に問診をして、プロセスの説明を受ける。鼻に入れる薬が全部の機能を持ってるんだと思ってたが、吐き気を抑えるのは注射で入れるらしい。注射嫌だなーと思ったけど、ほとんど痛くなかった。あと、胃の泡を消す薬といって50ccくらいの液体を飲んだが、生理食塩水に変な後味があるような物体で、えらいまずかった。

診察室に移り、ベッドに寝かされる。麻酔を今まで使ったことがなかったので、少し入れて様子見しますねーと言われ、鼻にゼリー状の麻酔薬を入れられる。入った瞬間からピリピリして厳しいなと思っていたら、つばを飲み込んだときに違和感が出てきて、麻酔すごいなと思う。鼻が詰まってる時のような、のどに何か貼り付いてる感じがあったが、単に麻痺してるせいなのか、それとも本当に薬が貼り付いてるのかは分からない。

大丈夫そうなので更に麻酔薬を入れた後、チューブを鼻に入れられた(多分鼻の穴を広げるため)。最初は細めで1分置いて、次に太いの(18mmと言ってるのが聞こえた)でまた1分。鼻から物を入れられるのは余り気持ち良くはないが、麻酔の効果もあるのか、鼻水が溜まったような違和感のほかは思ったほど辛くはなかった。

ここで担当の医師に代わる。この前出した胃薬でどうでしたか?と聞かれたので、あまり劇的な変化は感じないですねと答えた。

内視鏡を入れる前に、吐き気を抑えるため、眠くなる薬を注射する。医師いわく、緊張してるとそんな眠くならないこともよくあるらしい。注射して10秒くらいで、酩酊感のようなめまいを感じたものの、特に意識が飛んだりはしなかった。

そして内視鏡の挿入。最初のチューブで慣れていたので、特別気持ち悪さはなかった。今思えば注射の効果もあったのかもしれない。少し視線を上げると画面が見えるが、見てもよく分からんし、目が疲れるのであまり見てなかった。内視鏡が動くと喉に何か触れている感覚はあるが、胃には何か入っていると言われればそんなもんかなという程度だった。

しばらくぼーっとしていると、検査が終わった。思考ははっきりしたままだが少し酔ってるようにふらつく感覚で、普通に歩いたり話したりする分には大丈夫そうだったが、薬が抜けるまで休むように言われた。

検査結果は、基本的には健康だけど、少し粘液が多く、胃炎っぽくなっているということだった。もしかしたらピロリ菌かもしれないので、とりあえず組織を取って生検に回すとのことで、2週間後にまた来て結果を聞くように言われた。あと、今の薬であまり状況が変わった気がしないと言ったので、新しくガスモチンという薬が増えた。消化管の働きを良くする薬らしい。

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薬。ジェネリック薬品にすると安くなるよと言われて変えたので、処方と名前が違う。

来週あたりには治ってるといいですね。