同僚がボーナスで生ハム原木を買ったとのことで、宴が開催されました。

けっこうでかい。黄色くなっているところは油の酸化したやつで、食べてもおいしくないです。これをナイフで削いで食べていきます。思っていたよりも塩味は薄めで(とは言っても普通の食べ物と比べるとやっぱり濃い)、噛むと口の中に広がる独特の風味もよく、クラッカーと酒を合わせると最高という感じでした。あと、店で見るような長いナイフだと結構切るのが難しかったです。

宴に参加していた同僚が生ハムを切るのに熟達して、長いハムが生産できるようになっていました。

いくらおいしいとは言え生ハムばっかりだと単調で飽きてくるので、スパゲティを作ろうということにして適当にやりました。生ハムとホワイトクリームです。適当に麺を買ってきたら細いやつで、クリームと合わせるとちょっともったりしてしまいました。味はそれなりです。

麺がまだ余っていたので、生ハムの脂身から油を出してもう1品作ろうとしているところです。フライパンにたまっているのは油ではなく水です。豚のくせにかなり上品な味で、単品でなんとかなるとは思えなかったので、日本酒とコンソメで味をつけてスパゲティに和えました。さっきからチラチラ見えている葉物っぽいのはレタスです。コンソメスパゲティというのは初の試みだったのですが、油が控えめに旨みだけを提供してくれる系のやつだったのでうまくいきました。要するにスープですね。

コンソメスパゲティが人気を博したのでもう1回何か作ろうということになり、会場近くに住んでいる同僚が玉ねぎと麺を供出してくれました。酒もいい感じに回っていたので強めの味でいいかと思い、同じように油を出してから玉ねぎを炒め、チューブのにんにくとコショウでいい感じにして、最後に生ハムを混ぜています。多めに作ると味が安定するのでよいですね。

あと、なぜか会場にはDAOコンがあり、ボルテコンを持参してきた同僚と合わせてゲーセンのようになっていました。最初は普通に遊んでいましたが、最後の方はK-Shoot Maniaでレベル20の曲を4人くらいで分業してクリアするという謎の空間になっていました(それでもむずい)。面白かった。


明けて翌日、前日に少し話題になった Keep Talking and Nobody Explodes というPCゲームを遊びました。協力型のボードゲームのようなもので、1人のプレイヤーが爆弾解体役としてPC画面上の時限爆弾を解体します。ただし、その人は爆弾の解除方法が書かれたマニュアルは見ることができず、もう1人のエキスパート(こっちは画面を見ることができない)に状況を説明しつつ、手順を教えてもらう必要があります。もちろんマニュアルは無駄に複雑かつ読みにくくなっていて、エキスパート側も制限時間内に指示を出すのが難しい構造になっています。

結局4時間くらい、解体側とエキスパート側を適当に交代しつつ遊んでいましたが、だんだんと情報を圧縮したコミュニケーションが生まれてきて最適化されていくのが楽しかったです。特にマニュアルをある程度理解した人が解体側に回ったときの挙動が客観的に見ていても面白く、マニュアルを知らない設定のはずなのに聞かれてもいない細部を伝えだしたり、途中で分かったと言って勝手に動き始めたりします。ただ、後半のステージはそうなることが前提の難易度のような気もします。