Windows10 on VirtualBox

Windowsでないと動かず、かつ使えないと困るプログラムがそれなりにあるので(ScanSnapのドライバとかiTunesとか)、立てて放置してた自宅サーバにWindows10を入れることにしました。まあWindowsにホストは渡したくないのでVirtualBox上です。

一応Headlessでサーバ管理したいみたいな目標があるので、GUIフロントエンドを使わずにVBoxManageでちくちく頑張って仮想マシンを立ち上げることにしました。よく分かんないので適当にぐぐったところ、良さそうなページを見つけたので、真似して以下のようなコマンド群でVMを作りました。

$ VBoxManage createvm --name Windows10 --ostype Winddows10_64 --register --basefolder `pwd`
$ VBoxManage createhd --filename Windows10/Windows10.vdi --size 20000
$ VBoxManage storagectl Windows10 --name "SATA Controller" --add sata --controller IntelAHCI
$ VBoxManage storageattach Windows10 --storagectl "SATA Controller" --port 0 --device 0 --type hdd --medium Windows10/Windows10.vdi
$ VBoxManage storagectl Windows10 --name "IDE Controller" --add ide
$ VBoxManage storageattach Windows10 --storagectl "IDE Controller" --port 0 --device 0 --type dvddrive --medium host:/dev/sr0
$ VBoxManage modifyvm Windows10 --ioapic on
$ VBoxManage modifyvm Windows10 --boot1 dvd --boot2 disk --boot3 none --boot4 none
$ VBoxManage modifyvm Windows10 --memory 2048 --vram 64
$ VBoxManage modifyvm Windows10 --nic1 bridged --bridgeadapter1 enp0s25

DVDドライブをIDEで繋いでてちょっとどうなのという気がしなくもないですが、変にアレンジしてハマるのも嫌だったのでそのままにしました。長いものには巻かれろ精神です。この状態でWindows10のインストールディスクを入れて

$ VBoxHeadless -s Windows10

するとVMが立ち上がるので、

$ rdesktop kadingel:3389

とかやってリモートデスクトップで繋ぎます。するとインストーラが出てくる……はずだったんですが、CPUが64bitに対応してないよ的なエラー(0xc000035a)が出てきて進めませんでした。ちゃんとCPUは64bitだし、VT-xも有効化してるのにどういうことなんだ……。

しばらく調べてると、どうやらWindows10は新しいチップセットしかサポートしていなさそうという情報が見つかったので、

$ VBoxManage modifyvm Windows10 --chipset ICH9

すると、今度はうまくインストーラが立ち上がってくれました。ハマるの嫌だから先に色々調べたのに、結局3時間くらいかかってしまった。

原田ひとみ アコースティックライブ2016

原田ひとみのアコースティックライブに行ってきた。そもそも原田ひとみを知ったのが2007年頃にアニメ経由でefを知って、ゲームPVで聞いた悠久の翼に感動したのが初めなので、実に9年の時を経てついにライブイベントで実物を見られたことになる。

事前に1stアルバムのglanzendを何回か聞いたが、結論から言えば、今回のライブはカバー曲ばっかりだったので特に関係なかった。自分は声が好きなので、カバーでも聞ければよいというスタンスである。

カバーとはいえ、原田ひとみのよく通る力強い声で歌うと、元の曲とはまた違った味わいがあって楽しい。歌い方や声質の似ている林原めぐみの「Infinity」や島谷ひとみの「アンジェラス」はもちろんうまくハマっているし、アイマスの「エージェント夜を往く」や初音ミクの「メルト」もとても良かった。というか、メルトを生で安定して歌えるのがやばい。人間を殺しにかかってくる高音部もなんなく歌い上げ、その後すぐに普通の声に戻してまったくブレないのは、さすがと言ったところ。

MCトークも面白かった。Twitter等で結構エキセントリックな人だというのは知られているが、現実でもあのままの言動で、隙あらばおっぱいの話をしている。入院中に暇だったからという理由で一気に作り上げた同人ノベルゲームが、周囲の知り合いにイラストや音楽、声を頼んだらみんなプロだったので、同人とは思えない異常に豪華なキャストになっているという話は、面白いというのはもちろん、純粋にすごいと思った。これが業界人か……。あと、MC中も座っている回転椅子を左右に振ったり、履いているタイツをしきりにいじったりしていて、落ち着きがないのがちょっと面白かった。

坂本真綾の古いアルバムの曲や、「ショムニ」の歌を歌いつつ、新人声優が10代でジェネレーションギャップを感じるという話から、犬夜叉の「アンジェラス」は最近だからみんな知ってるよね!と言い始めたのは様式美という感じ。犬夜叉ってもう12年とか前……。

最後は回レ!雪月花で、全員起立&ペンライト振り。音域のやばいメルトはちゃんと歌えてたのに、早口がやばいこの曲は途中で歌えなくなってた。まあしょうがないね。

欲を言えば、efの曲を歌ってほしかった。とは言ってもefすらもう8年とか前の話なんだよなぁ。

最近見た映画

アイアムアヒーローとレヴェナントのネタバレを含むので注意してください。

アイアムアヒーロー

予告編が邦画にしては感動っぽい要素がなかったり、音声による煽りがなかったりして、かなり攻めている要素があったので面白そうだと思っていた。見ようと思ってタイミングがなくずるずると先送りになっていたのだが、Twitterで評判が良かったのでこれは観ないといけないと思って映画館に行った。

少年漫画のように、かなり分かりやすくヒーロー物という内容だった。鬱屈した主人公であるヒデオがZQN(要するにゾンビ)と戦って成長する物語……というと荒すぎるか。劇中を通して徹頭徹尾臆病で、ZQNに襲われれば腰を抜かし、散弾銃を持っていても外で撃つと銃刀法違反だからと言って撃たず、道中で助けて行動を共にした女の子にも手を出さない、そんなヒデオが最後の瞬間だけ、自分を信じてくれた人と自分が守りたいと思った人のため、自分から進んでZQNの大群との戦いに身を投じる。そんな最後の瞬間で最大限にカタストロフィを生み出すため、それだけのために途中の全ての展開が存在したのだという、説得力のある清々しさを感じた。最初は照れと自虐、それと願望の混ざった感じに「英雄と書いてヒデオです」と言っていたのが、最後に仲間を助けて本当の英雄となった途端に「ただのヒデオです」と言ったのは、本当に等身大のヒーローという感じでよい。ヤブに評価されていた、ヒロミちゃんを助けてZQNを発症しても連れて歩いたというエピソードも、ギリギリ普通の人でもできそうというラインを保っていて、過度に超人という描写がないのがすごい。

逆に本筋以外のストーリーについては、全体としての完成度を損なわせるまでではないにしても、多少のアラが目についた。富士山に向かえばZQNの感染を阻止できるという情報をすんなりと信じた点や、高飛びを繰り返している陸上選手のZQNを危険視せず放置していた点など、ストーリーを進めるためとは言え、強引でご都合主義という面は否めない。ただ、ヒデオの英雄譚という観点で言えば、特に問題になるほどではないと思う。

あと、予告編を観て、コメディタッチの映画かと思っていたら、かなりZQNの描写がえげつなくて少し後悔した。叫び声とともに突然アップでZQNが襲いかかってきたり、ZQNを鈍器や刃物で攻撃して肉が見えたり、逆にZQNに食われた人間に痛々しい食い跡があったり……。最後の展開のためにこの映画を見る価値は確実にあったが、それでも怖いのとか痛いのは苦手……。ただ、そういう層を取り込むという意味でも、コメディだと思わせる予告編の演出には意味があったのだと思う。実際、怖いゾンビものだと分かってたら観なかったと思うし。

レヴェナント

これも予告編で観て、子供を殺された父親の復讐譚というニンジャスレイヤーのようなストーリーに惹かれた。子供を殺した犯罪者集団を父親が次々と殺していくタイプの話かと思っていたのだが、予想に反して、フィッツジェラルドに子供を殺されたグラスが、フィッツジェラルドのみを標的として、瀕死の状態から蘇って追跡の果てに殺すという、かなりストイックな物語だった。

役者の演技はどれもうまく、映像は美しいし、アクションも派手でこそないものの息を呑ませるシーンが多いので2時間半という長丁場にも関わらず飽きることなく観ることができたのだが、やはり次々と敵を殺していくという話を期待していると肩透かしを喰らった。性質としてはおそらくオデッセイに近く、グラスがいかにして死の淵から蘇り、途中で出会った人々と関わりつつフィッツジェラルドに肉薄していくかという、泥臭い道程を追体験することに主眼がある作品なのだが、やはり映像では泥臭さの表現に限界があり、淡白になりすぎてしまっている印象を受けた。

明確な悪役とヒーローがいるのではなく、どの登場人物も各人の信念に基いて正しいと思う選択を取り続けており、わずかな不運によって悲劇が起こり復讐劇に繋がっているという設定が、アメリカ映画にしては珍しく感じた。しかも復讐という、基本的には復讐する側とされる側の双方にとって不幸な結末が待っていることの多い題材に対して、最終的にグラスがフィッツジェラルドを殺すことに成功し、そのグラスも雪山で力尽きつつ愛したポワカ(でいいんだよね?)の幻影を見て終わるという、ある種のハッピーエンドにも見える結末になっており、爽快感こそないものの、現実はこんなもんだよねという、地に足の着いた物語だと感じた。

原作が小説であるためか、オデッセイと同じく映画としては説明不足な点もある。アリカラ族の娘のポワカについては、グラスがポワカを奪い、その子供がホークであることを示唆する言動は多々あるものの明確には言及されなかったし、アリカラ族がポワカを求めてアメリカ人を追っていることの背景についても、彼らがなぜ強くこだわるのかの説明はなかった(ホークが既に青年と言える歳なので、ポワカの事件は20年程度昔の話であるはず)。また、アメリカ人たちが毛皮商としてインディアンと戦いつつも毛皮を買っている理由もあまり明らかではなかった。アメリカ史としては常識なんだろうか?

俳優の演技は総じてクオリティが高く、特にホークの心の奥底に色々な思いを貯めこんでいるような青年の演技と、ブリッジャーの経験の浅さからくる優柔不断さと、フィッツジェラルドの断定的な決断に流されてしまう演技はかなりリアリティがあった。

ワイルドアームズ日記 その18

引き続きマルドゥークの攻略を続ける。次は神殿エリアへ。

神殿エリアの石碑は、ダンジョンの攻略方法ではなくてマルドゥーク関連のアイテムの解説が書かれていた。神器と呼ばれる3種類のアイテムを集めることでマルドゥークの中央制御室へと入ることができるらしい。神殿ダンジョン自体はスイッチを切り替えて扉を開け閉めしていくタイプの仕掛けで、歩きまわるタイプの仕掛けにしてはエンカウント率が高めなこと以外は特に苦労せずに進むことができた。

道中に石碑があり、後ろの隠し通路を通るとゴーレムのルシファアと戦えると書いてある。ただしめちゃくちゃ強いとのこと。まあでもバルバトスだって倒せたし行けるでしょー。

奥には火が燃えているが、マジックポットで消火しても何も起きない。もしかしてと思って試しにオールドギターをかき鳴らすと、ルシファアが現れて戦闘になった。こいつが思っていたよりも10倍くらい強い。初手で全体攻撃をしてきたかと思ったら、2000弱のダメージを食らう。えっこれやばいじゃんと思って回復しようとしたら、次のターンに先制されてセシリアが倒された……。アンブロシアで全体回復しつつフル・リヴァイブで生き返らせようとしたが、動揺して間違ってネクタールを使ってしまい、後手に回ってしまう。その後も崩れに崩れて、あっさりと全滅してしまった。念のためセーブしといてよかった……。

ルシファアはやばそうなので後回しにして、マルドゥークの腕を回収する。体のパーツが分かれてるのを集めるってエグゾディアみたいだな。

最後は鉱石採掘エリア。石碑には、機械に宿った心が道を示すと書いてある。機械と心……ロディ?よくわからんのでとりあえず進んでみるも、特に何も起こらない。うーん、一体なんなんだ。

そんな感じで潜っていくと、マルドゥークの瞳をあっさり入手した。結局石碑のヒントは使わなかった。なんなんだろう。

制御室に戻り、集めた神器を扉の前に置いてみる。腕と翼は置くと光を放ち始めたが、瞳は何も起こらず、ニセモノなのかっ!?と言われる。確かに鉱石採掘エリアから戻るとき、他に開かない宝箱があったな……。ここから本物を探し出さないといけないのか。

ニセモノを宝箱に戻し、適当に他の宝箱を開けて瞳を取り出してみる。さっきの光というヒントから、本物は取り出した瞬間に光るか、もしくは青い部分があるんじゃないかと思っていくつか試すが、どうもどれも変わらなさそうに見える。そもそも青だとマルドゥークの腕とかぶるし……。悩みながらダンジョンをさまよっていると、何やら意味ありげな部屋に出た。そこの前に置いてある石を爆弾で壊すと、真実の目のようなオブジェがでてきた。あ、もしかしてこいつがマルドゥークの瞳の真贋判定をしてくれるのか!

さっそく一つ拾ってきたところ、真実の目が青く光った。これが正解か。というか一発で正解を引いてしまった……。ちなみに真実の目の部屋の向こうにはゴーレムの1体であるセトがいるらしいが、さっきのルシファアで懲りたのでこいつも後回しにする。

手に入れた瞳は無事に輝き出し、中央制御室の扉をくぐる。するとゴーレムの1体、ベリアルが立ちはだかる。こいつも激強なのかと思いきや、アーマーダウンをしてきたりちょっと強めの全体攻撃をしたりする程度で、死にそうなほどのダメージは喰らわない。いつもどおりの戦術で倒し、中央制御室へ入ることができた。

中央制御室にはジークフリードが待っていた。やはりマルドゥークの力でファルガイアを破壊する気マンマンのようなので、そんなことをさせるわけには行かないと戦闘に突入した。攻撃自体はあまり大したことがなく、全体攻撃があるもののヒール・プラスで対処できる程度。ちょっと拍子抜けだった。

ジークフリードを倒すと、突然苦しみだし、破壊が真理などとマザーのようなことを言い出した。それどころか、どこからか闇を呼び出してファルガイアを包みこんでしまった。

そしてマザーと融合した真の姿、マザーフリードを現す。さっきまで戦っていたジークフリードは既に抜け殻であり、実体は完全にマザーに支配されてしまっていた。

マザーフリードは全体攻撃+状態異常付与であるアルス・マグナを撃ってくるのが面倒くさい。初見で食らって回復に手間取ったが、一度見たらステータスロックをかけておけばよい。クイックやハイ・シールドも一応使ったが、魔法効果の解除もしてくるので、一度解除されてからはターンの無駄なのでかけないようにした。

マザーフリードを倒したものの、滅び際に、ファルガイアを包んだ滅びの力は振り払えないという捨て台詞を残していった。このままファルガイアは滅んでしまうのか……。

そんな状況でも諦めない渡り鳥一行の思いに反応して、涙のかけらが輝きだした。取り戻された生命の力を用いて、ガーディアンたちがファルガイアの闇を取り除きにかかる。

ガーディアンたちの力で、闇は振り払われた。人間の心は傷ついて荒んでしまったが、時間をかければ元に戻り、ファルガイアの荒廃を止めることもできるだろう。そして、その奇跡を起こせる存在は、ファルガイアのガーディアンたる人間でしかない。

世界を救うという一仕事を成し遂げたので、転送装置を使ってカ・ディンギルへ戻る。

……カ・ディンギルへの転送中、突然ジークフリードが現れた!マザーに喰われて共に滅んだかと思われたが、その執念でマザーから逃れ、この不安定な次元のはざまで渡り鳥一行と戦うことで暴走を起こし、滅びへの道連れにしようという。そんな勝手な思惑に乗って滅ぶわけには行かない。

ジーク・ツヴァイは特に強い攻撃はしてこないが、状態異常魔法で混乱や魔力封印をしてくる上、HPが減ってくるとハイ・ヒールも使ってくる。ちょっと、シドーじゃないんだからそんなんどうやって倒せばいいんだ……。とりあえずステータスロックで状態異常を避けつつ、高火力の攻撃を叩き込み続ける。かなり長引いたものの、ハイ・ヒールを使わないターンと、ブーストアタックの発動をうまく重ねることで、なんとか倒すことができた。

ジークフリードの思惑はここで渡り鳥一行を倒すことではなく、亜空間に衝撃を与えてもろともに吹き飛ぶことであった。分かってはいたけど避けられない。

カ・ディンギルの崩壊が始まる。幸いというべきか、転送座標がずれたことにより、渡り鳥一行はカ・ディンギルの外に転送された。しかしこのままではカ・ディンギルの爆発に巻き込まれてしまう。

するとアースガルズがひとりでに動き出し、3人を対消滅バリアで守り始めた。アースガルズもまた、戦うためだけではない、自分の意志で大切なものを守る心をもった機械だった。

爆発から3人を守ったアースガルズは、そのまま機能を停止してしまった。魔族との戦いが終わった今、アースガルズはもはや戦う必要はなく、また安らかな眠りに戻ることができた。

世界を救った一行。ロディとザックは自分たちの力を求める人々を救うため、また渡り鳥として旅に出た。一方公女であるセシリアは、アーデルハイド城に残ることになり、2人に手紙を渡して別れることになった。

手紙の中で、ロディとザックに教わった、大切なものを守るという思いと、そのために自分もできることをやることにしたと心中を語るセシリア。手紙の結びには、もうすぐ2人の元へ忘れ物が届くと書いてある。

何を隠そう、忘れ物とはセシリア自身だった。公女でありながら、世界を守るという目的のために、アーデルハイド城を出て、また3人で旅をするという道を選んだセシリア。先は長いが、奇跡を信じて努力を積み重ねていけば、ファルガイアは少しづつ復活していくに違いない。

それは、ぜったいに、ぜったいですッ!

ワイルドアームズ日記 その17

カ・ディンギル……の前に天の回廊再チャレンジ。行き止まりの前にある踊り場で涙のかけらを使ったら大賢者ディーが現れ、セシリアに新しいフォース「デュアルキャスト」をくれた。しかしセシリアはラフティーナのハイ・マテリアルが強すぎるからたぶんフォース4つも溜めないんだよなぁ。

カ・ディンギルに入ると、そこにはブーメランが待っていた。ブーメランによれば、ジークフリードはカ・ディンギルを使い、宇宙に浮かぶ攻撃用コロニーである「マルドゥーク」を手中に収めようとしているらしい。そこまで教えてくれるなら早く通して欲しいのだが、こいつは文字通りの戦闘狂で、ここまで教えたからには渡り鳥一行はカ・ディンギルを通ってジークフリードを止めに行かざるを得ず、そのためにもここを通せんぼしているブーメランと戦わざるを得ないだろう、という思考を持っていた。こいつアルハザードとかジークフリードから裏切り者って言われてたのは、卑怯だからじゃなくて、単に自分が強い相手と戦うためにはチームの利害すら考えずに行動するからか……。ゼットと似たタイプのアホだ。

しかし攻撃パターンはいつもと変わらないので、ハイ・シールドしてからルシエドを袋叩きにすれば、ブーメラン自体はそんなに攻撃力も高くないので楽勝になる。もっと頑張れよ。

戦いに負けると満足気に道を開け、ジークフリードの野望を阻止するがいいとか言ってくれた。本当に魔族のこととかどうでもいいのね。しかし当然ジークフリードの気には食わず、ブーメランもろとも渡り鳥一行を始末するべく、モンスターをけしかけてきた。また戦闘かと思っていると、なんとブーメランがモンスターに立ちはだかり、渡り鳥一行は先に行けという。おい、強い敵を育てるためとはいえ、そこまでするのか。しかもそれ死亡フラグじゃん……。

一度中に入ってから外に出ると、既にそこにはモンスターとブーメランの姿はなく、戦闘中に彼が何度も使っていたクレッセントファングが落ちているだけだった。おい……。クレッセントファングは武器かと思ったら誰も装備できないし、戦闘中にも使えないんだけど、この後どうなるんだろう。

カ・ディンギル内部はいつもより難しめのパズルで埋まっていた。最上階にはカ・ディンギルの転送装置があり、 そこではアルハザードが待ち構えていた。レディ・ハーケンの生体反応がなくなったことを、最高傑作のおもちゃが壊されてしまったと残念がり、こいつもこいつで、ジークフリードの計画などどうでもよく、ただおもちゃで遊べれば良いという。こいつら本当に協調性ないな……。そしていつも被っているローブを脱ぎ捨て、真の姿で戦闘が始まった。

基本的には弱めの全体攻撃を繰り返す感じなので、セシリアがハイ・ヒールをしながらいつも通りにABMランチャーとマグナムファングで殴る。5ターン目あたりで眠らせる攻撃をしてきてやばいと思ったが、その直後にロディとセシリアが起き、また眠らされても嫌だしなぁと思ってステータスロックをかけようとしたら、その前に勝ってしまった。えっ、弱くない?

あれだけ威勢がよかったのに、最後には弱音を吐きながら滅んでいくアルハザード。こうして見ると、自分の滅びさえ喜んでいたマザーはある意味異常なまでに器がでかかったんだなぁ。そして宿敵が滅んでいく様を見たザックの心からも霧が晴れ、最後のフォース「ダブルコマンド」を習得した。

亜空間エレベータを起動して「新しい月」マルドゥークへ飛ぶ。回復してないけど大丈夫かな。でも一度出てもっかいここまで来るの面倒くさいしな……。

マルドゥークへ到着した。敵が強く、一撃で500くらい削る全体攻撃魔法をバンバン撃ってくる上、HPが3000程度と高くて、魔法を積極的に撃っていかないと長引く上に安定しづらい。道中で新しいARMのアークスマッシャーと、ザックのアイテムであるオールドギターを手に入れた。アークスマッシャーは初の全体攻撃ARMで、威力も200と高いが、弾数が3発しかないのと命中率が70%と低めなので少し使いづらそう。まあ強化すればいいのか。オールドギターは完全にネタ枠で、使うと強制的に戦闘が始まるらしい。こんなところで使うと面倒くさい敵が出てくるだけなのでまだ使ってない。

奥にはセーブポイントと転送装置があり、マルドゥーク内の様々な区画に転送できるようになっている。そのうちの一つである居住区に行くと、ここから先は偽りの街という警句があり、実際に町中の家から聞こえてくる話し声は、どれも嘘ばかりであった。しかし必ず嘘と分かっているならそれはそれで情報であり、それらをヒントにしながら墓場を探索して、マルドゥークの翼を見つけた。あと2箇所行けるところがあるから、もう2つ起動アイテムを入手すればいいのかな。

回復ポイントがなく、ひたすら呪文とアイテムで回復する運用になっているものの、マジックキャロットが腐るほどあるのであまり問題はない。バレットチャージは7個くらいしかないので、ARMはあまり適当に撃つわけには行かない(ここに来るまで、1回くらいは町に戻るだろうと思ってバニシングレイを雑魚敵に打ちまくった結果、弾切れになってしまった)。まあでもこのまま突っ切れそう。

次回はアイテム集めから。

ワイルドアームズ日記 その16

パンデモニウムに入ると、すぐにエルミナがいた……ってエルミナ!?やっぱりレディ・ハーケンはエルミナだったんですね。すぐにアルハザードも現れてタラスクとの戦闘に突入した。

タラスクとの戦闘はちゃんと覚えてない。戦闘中の写真は撮りにくいので記憶に残すのが難しい……。たぶん普通くらいの強さだった。

戦闘には勝ったものの、ザックがエルミナを助けようとして前に踏み出すと、アルハザードの罠に捕まってしまった。牢屋に投獄されてどうやって脱出したもんかと思っていると、ハンペンを操作するモードになった。敵が出ないと快適でよい。ハンペン1匹では大したことはできないので、奥まで行って牢屋の鍵を一斉に解除するレバーを押したら、またひとりずつ操作して合流しに行く。なんで全部の牢屋を単一のレバーでコントロールしてるんだ。

エンカウント率はかなり低く、一人行動でも結構快適に歩きまわることができる。ロディで歩きまわっていたら怪しげな奴に捕まりそうになったけど、牢屋に戻れば見逃してくれるというのでおとなしく戻ると言ったら、強制送還でもなく、早く戻れと言った感じで普通に見逃された。甘いな。3人で乗ると解除されるスイッチがあったのでそこで合流し、デモノプロフェットを倒しに向かう。強さとしては大したことないが、攻撃が「セシリアは炎に焼かれるであろう」のような予言調で面白い。

未来が見えるのに負けるのかよ、と思っていたら、自分自身が負ける未来が見えたという言葉を残して死んでしまった。未来予知系の敵能力者の宿命ですね。

更に奥に進むと、バラムというよくわからん敵が出てきた。こいつも強さをよく覚えてない。バラムバラバラ。

最奥には謎の機械があり、中央にエルミナが封じられている。ジークフリードが念話で話しかけて解説してくれた。涙のかけらを複製したダークネスティアは負のエネルギーをもっており、エルミナを利用して増幅したその力を、エルゥの祠を逆用してレイ・ラインに流しこむことでガーディアンの力を弱らせ、ファルガイアを破壊するつもりらしい。あれ、でもジークフリードファルガイアを魔族の新しい居住地にしたいんじゃなかったっけ。マザーに食われて思考まで融合してしまったんだろうか……。

ザックが止めようとするものの、ダークネスティアの力は容赦なく放出され、ファルガイアに天変地異を引き起こし始めた。そして、解き放たれたエルミナも、その姿のまま、自分はレディ・ハーケンだと言い残して去ってしまった。

やはり、ザックとエルミナはOPムービーで出てきたフェンリルナイツだった。エルミナを守れなかった後悔と復讐の気持ちを胸に力を磨いてきたザックは、今回もまたエルミナを救うことができなかった。雪山の北西にあるアークティカ城でエルミナが待っているに違いないというザックの読みを頼りに、アークティカへと向かう準備を整える。

ファルガイアの大地への被害は、渡り鳥一行がガーディアンの力を少しずつ取り戻していたこともあり、レイ・ラインが破壊されたにも関わらず、軽微なもので済んでいた。しかし、ジークフリードの真の狙いはファルガイアの破壊そのものではなく、ガーディアンの力が弱まる瞬間を狙って、封印されし魔塔であるカ・ディンギルの場所を突き止め、その封印を解くことであった。

アーデルハイドの人々がカ・ディンギルの情報をくれた。天を衝く魔塔であり、兵器としてのあまりに強大な性能のため、魔族の手に落ちることを恐れたガーディアンによって封印されていたらしい。しかしジークフリードの謀略によって封印されている場所がバレてしまったので、もう何が起きてもおかしくない。

エルゥ界のバシムの家で見つけた秘密道具を修理屋トムに渡すと、アーデルハイドの外れにあるガーディアン像を修理してくれた。そこに行ってみると、なんとガーディアンのゼルテュークスが宿っており、プレートを入手した。トムすごいな……。

酒場に行くと、闘技場東の小島に魔法の鍵工場があったことと、エルゥの祠の転送ミスに巻き込まれた老渡り鳥の話を聞けた。そういえば、バスカー集落の北東にある時計型の遺跡は転送装置だという話があったけど、あれって祠と何か関係あるんだろうか。

東の小島は、アーデルハイド城で聞いた、デュプリケイターを持ち歩いているモンスターが出るのではないかと思って歩き回っていたら、なんと這い寄る混沌が出てきた。ちょっとこれやばいって、発狂エンド待ったなしじゃん。封印図書館でネクロノミコンにも出会ってしまったしな……。ザックのトリックスターでアイテムを狩ろうとするも、持っている雰囲気があるのに全然盗めない。HPが25000とボス級に高く、さらに攻撃も全体攻撃と状態異常を絡めてくるため、最初はアナライズしてなくてHPの高さに気づいていなかったこともあり、あやうく全滅しかけた。2体倒しても結局デュプリケイターは落とさず、しかもそれ以降歩きまわっても出てこないので、とりあえず鍵は諦めて先へ進むことにした。

アークティカ城へ。OPムービーで見た城の中を進む。ワイルドバンチという新しいARMを手に入れたが、ここに来て単体攻撃がまた手に入ってもあまり使い道がない。デフォルトの弾数が3発しかないし……。OPムービーでマザーの繭が置いてあった広間にたどり着くと、そこでエルミナが待っていた。魔族に身をやつし、血に汚れた手ではもう戻ることはできないというエルミナに対し、ザックは自分の手で葬ってやろうと1対1の勝負を持ちかける。エルミナはレディ・ハーケンに変身し、戦いが始まった。

基本的にはマグナムファングの打ち合いになった。向こうが状態異常技を使ってこないこともあり、早め早めにミラクルベリーを使って回復することで簡単に倒すことができた。

レディ・ハーケンに勝ったザックの前に、光の球が現れる。エルミナ曰く、これはザックの勇気が放つ輝きであるという。復讐のために鍛えていた力は、今やただの復讐に留まらず、大切なものを守るための力、それをためらいなく振るうための勇気になった。その輝きに反応して石の獅子王に封じられていたジャスティーンが覚醒し、勇気の紋章のプレートを手に入れた。

アークティカ城を出ようとすると、涙のかけらが強く反応を始めた。ジークフリードの謀略はまんまと成功し、カ・ディンギルの封印は解かれ、外海の浅瀬にその姿を表した。カ・ディンギルの真の姿は、1000年前に人とエルゥが星の海に作ったコロニーとファルガイアを結ぶための転送装置である。その封印が解かれた今、空と地上は繋げられてしまい、魔族の侵攻も時間の問題となった。

カ・ディンギルを攻略する前に、希望のガーディアンの力を借りるため、バスカー集落のピラミッドへ赴いた。しかし、先に復活したラフティーナとジャスティーンの力を持ってしても、希望のガーディアンは答えてくれない。そこに、人ですらなく、機械の体をもつロディが進み出て、ガーディアンを目覚めさせようとする。2体のガーディアンはロディに希望が持てるわけがないといい、最終回特有の質問攻めを始めるものの、どんな人よりも人間らしい心をもつに至ったロディの思いはついに通じ、希望のガーディアン、ゼファーを目覚めさせた。

アーデルハイドに戻ると、空き家に人が入っていた。そのうちの1軒にはドレックが入居しており、難破したスイートキャンディ号を作りなおして、新しい船を用意してくれた。これでいくつか見つけた未回収の空き瓶が取れる。他の家では、闘技場に眠るアンゴルモアという魔王の情報と、砂漠をさまようゴーレムの情報を得た。魔王はいいとして、砂漠のゴーレムは気になっていたので見に行ってみる。

ガルウイングで砂漠地帯に降り立ち、しばらく歩いていると、地中からバルバトスが現れた。勢いでセーブしないで来てしまったものの、こいつがかなり強い。全体攻撃で全員に1500以上のダメージを与えてくるため、少しでも回復が遅れると即死してしまうのだが、結構素早いため、全体攻撃→単体攻撃のコンボであえなく死んでしまうというパターンに何回もハメられた。クイックをかけられれば少し楽になりそうだったが、回復役のセシリアが他のことをすると全滅待ったなしという情勢だったので、誰かが死んではリヴァイブを唱えるかフル・リヴァイブを使って生き返らせ、次の攻撃で他の1人が死に、という不毛な繰り返しの末、運良くほぼ全員がHP満タンで生きている状態に復帰してから、一気に攻撃を畳み掛けてやっとのことで倒すことができた。

死闘の果てにバルバトスを倒し、ディスト・ディムスというごつい名前の杖を手に入れた。

次回はカ・ディンギル攻略から。

ワイルドアームズ日記 その15

タージェン村からファルガイアに戻り、マリエルと別れた。マリエルの言うことはなんだかシンフォギアと通じるものがある。もう独りぼっちじゃないから頑張れるとか、自分にできる一生懸命がしたいとか……。

聖森の塚から出ると、ジェーンがやってきた。エマ博士がワルプルギスの夜を参考にして作っていた、空を飛ぶ機械が完成したらしい。おお、これでついに空が飛べるのか!

ロリコン船長が試作機に乗り込まされて尊い犠牲となり(生きてるけど)、ついにプロトウィングが完成した。真の力を発揮させるためにはジェミニサーキットという増幅装置が必要なため、現段階では高い山を越えることができないらしい。それでも十分だ!ジェミニサーキットは2つで1つという魔導回路なので、渡り鳥一行とジェーンたちは別行動を取り、それぞれがジェミニサーキットを1つずつ探してくることになった。

外に出ると、ジェーンたちが使っているためか船がなくなっており、代わりにプロトウィングが置かれていた。あれ、これってもしかして海に浮かんでるボトルをもう取れないってこと?それはともかく、特に行く当てもないので適当に空を飛んでみる。実際に飛んでみると、結構高い山が多いにもかかわらずプロトウィングは高速で飛ぶため、頻繁に山に引っかかって操作しにくい。うーん……。

適当にその辺を飛んでいると、天の回廊という仰々しい名前のダンジョンがあった。入口が魔法の扉で封印されている。ちょうどこの前デュプリケイターを拾ったので、とりあえず開けてみる。どうやらこの塔は古の大賢者ディーが作った塔で、彼の発見した奥義が隠されているらしい。ってことはセシリアがパワーアップできるやつなのかな。いいね。

奥に進むと、パンデモニウムについてという本があった。過去の大戦時に魔族が使っていた、内海南東にある、山に囲まれた城のことらしい。これって各地でちらほら話を聞くやつだ。しかしプロトウィングの力ではまだ行くことができない。

さらに奥に進もうとすると、また魔法の扉があった。えっ、もうデュプリケイター持ってないんだけど……。仕方ないのでこのダンジョンは諦めて引き返す。

気を取り直して、アーデルハイドで情報収集する。こっちでもパンデモニウムの話を聞けた。また、古代の闘技場にはヌシがいるという噂も聞いた。知ってる、それラギュ・オ・ラギュラでしょ。

記憶の遺跡はフルカネルリが作ったという情報を入手したので、遺跡にあるパスコードロックにフルカネルリの名前を入れると門が開いた。そして、奥の扉を涙のかけらで開く。プロトウィングは使わないし現時点では関係なさそうだけど、いいアイテムがあるといいなと思って奥を見てみるものの、呪文のMPを吸収するという微妙な装備が置いてあるだけだった。残念。

タウン・ロゼッタでは南の外海に沈んでいる塔の話を聞いた。知ってる、それカ・ディンギルでしょ。夜空に輝く2つの月を目指すというところもそれっぽさを感じる。この世界にもカストディアンの呪いとかあるんだろうか。そういえば2つ目の月って明確に何と言及されたことはない気がするけど、魔族が乗ってきた宇宙船のことなんだろうか。

南に飛ぶとそれらしい地形はあったが、浅瀬に入ってみても何もなかった。

ヤードに行くと、石の人魚が船を襲うという話と、西にジェミニという名前をもつ古代遺跡があるという話を聞けた。石の人魚は船がないのでどうしようもないし、ジェミニってどう考えてもジェミニサーキットなので、古代遺跡の方に行ってみる。

ジェミニの亡骸という遺跡があった。ジェミニってなんだ。中は棺にはまった宝石を抜いたりはめたりして道を開くタイプの仕掛けで、そんなに難しくはなかった。そして新しいARMのバニシングレイと、新しいアイテムのマイトグローブを入手。バニシングレイは単体攻撃のARMだけど、正直単体攻撃ってボス戦くらいでしか使わないし、それならABMランチャーの方が威力は文字通り桁違いに高いし、ザコはそもそもハンディキャノンで十分なんだよなぁという感じがある。マイトグローブは……また一発ネタの雰囲気。仕掛けをパンチすると吹き飛んだり、上に乗ってる宝箱が落ちてきたりする。

最奥部にはジェミニサーキットが落ちていたが、拾おうとするとマシンドレイクとの戦闘になった。最初にマジックシールをかけてきてめんどくさいなと思ったものの、1回見てしまえばバイオレットローズで回復したあとにステータスロックするだけで回避可能なので楽。また、前回の戦いでザックはハイパー+ブラスターチャージで高ダメージが安定することに気付いたので、フォースユニットはロディに譲り、こちらもブーストアタック+ABMランチャーを叩き込み続ける運用にした。敵の攻撃も結構ゆるいのでセシリアもミスティックを使う必要がなく、いい感じにフォースが溜まったのでハイ・マテリアルでラフティーナを呼び出したところ、敵に2500程度のダメージを与えた上に味方HP全回復という、超強力な効果を発揮した。これすごいな……。

そんな感じでマシンドレイクは軽く倒し、ジェミニサーキットを入手した。

次回はエマ博士にジェミニサーキットを渡すところから。